WINEな時間。

夕暮れベランダで、風とワイン | WINEな時間(トキ)
ワインは、特別な予定のためだけにあるものではありません。
窓を開けたときの風が気持ちいい日。まだ明るさの残る夕方。そんな何気ない時間が、少し待ち遠しくなるきっかけにもなります。
「WINEな時間(トキ)」では、暮らしのさまざまなシーンに合わせて、その瞬間にちょうどいいワインを、ソムリエの視点でセレクトしています。
今回のテーマは「夕暮れベランダで、風とワイン」。空の色がゆっくり変わっていく時間、グラスを片手に風を受ける。そんな夏のひとときによく似合う一杯から、このストーリーは始まります。

教えてくれた人 _ 佐藤美也子さん
ソムリエ。〈THE WINE〉での担当はフランスワイン全般(シャンパンとスパークリングワイン以外)だがナチュラルワインも好き。ワインだけでなく料理、その他の飲料を含めてお客様にご提案できるのが強み。
風が気持ちいいから、もう一杯
ベランダに椅子を出して、冷えたグラスをふたつ。
まだ空は明るくて、
洗濯物を取り込んだばかりの風が通っていく。
今日あったことを順番に話して、
途中で笑って、
話の続きを忘れて、また笑う。
つまみはチーズでも、枝豆でも、なんでもいい。
この時間に必要なのは、たいした準備じゃなく、
少し冷えたワインだけ。
空の青がゆっくりほどけて、
街に明かりがつきはじめる。
風が気持ちいいから、もう一杯。
そんなひと言で、夏の夕方はちゃんと特別になる。
「夕暮れベランダで、風とワイン」におすすめの2 本
風に寄り添う、やわらかな余韻|ヴァン オランジュ
ボルドー右岸・ブライ地区で、より自然なアプローチを目指して造られるワイン。古代の醸造法として知られ、近年あらためて注目を集めるアンフォラを用いて仕込まれています。ぶどう本来の表情を生かした、やわらかな質感も魅力。
柑橘の皮を思わせるほのかな苦味と渋み、若いオレンジのような淡い果実味。落ち着いた酸味が全体を包み込み、軽やかでありながら印象に残る味わいです。夕暮れの風に吹かれながら、ゆっくり楽しんでみては。
ーソムリエ's コメントー
オレンジワインらしい軽い渋みが心地よく、食卓にも自然となじむ一本です。冷やしすぎず、少し温度が落ち着いてくる頃に、果実味や旨みがやわらかく広がります。蒸し野菜や青魚のカルパッチョ、スパイスをきかせたチキン料理と合わせるのもおすすめですよ

ご購入はこちら〈シャトー サントリュス ベルヴュー〉ヴァン オランジュ 2024
(フランス・ボルドー/オレンジ/750ml)〈税込〉3,850円
夏の光を映す、軽やかなロゼ|カプリス ド クレモンティーヌ
フランスを代表するロゼの産地、コート・ド・プロヴァンスで造られるワイン。設立から間もなく星付きレストランやホテルにも採用され、高い評価を集めてきた実力派ワイナリーです。土地の明るさや開放感を、そのままボトルに映したような味わいも魅力です。
いちごや桃を思わせる果実味に、レモンのような清涼感。サンソーの生き生きとした酸味と、グルナッシュのやわらかな果実味が重なり、すっきりとした飲み心地にまとまっています。まだ陽の残る時間から開けたくなるロゼです。
ーソムリエ's コメントー
きりっと冷やした爽やかさも魅力ですが、少し時間が経つと果実味がふくらんで、表情がやわらぎます。明るいうちに開けて、夕暮れから夜へ移る時間をゆっくり楽しみたくなるロゼですね。生ハムやスモークサーモン、トンカツのような肉料理とも好相性です。淡い色合いの料理と合わせると、味わいもきれいになじみますよ

ご購入はこちら〈シャトー ヴァロンティーン〉カプリス ド クレモンティーヌ 2024
(フランス・コート ド プロヴァンス/ロゼ/750ml)〈税込〉3,630円


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この記事を書いた人

THE WINE 編集部
ワイン初心者です!THE WINEのベテランソムリエたちへのインタビューを通してワインのことを日々勉強中…。

