WINEな時間。

雨音を聞きながら過ごす、静かな夜に | WINEな時間(トキ)
ワインは、にぎやかな席のためだけにあるものではありません。
予定がひとつ減った夜にも、少し早く帰れた日にも、雨音を聞きながら過ごす時間にも、そっと寄り添ってくれる存在です。
「WINEな時間(トキ)」では、暮らしの中にあるさまざまなシーンを切り取りながら、その瞬間にちょうどいいワインを、ソムリエの視点でセレクトしています。今回のテーマは、「雨音を聞きながら過ごす、静かな夜に」。
窓の外の雨を眺めながら、静かにグラスを傾ける。そんな時間によく似合う一杯から、このストーリーは始まります。

教えてくれた人 _ 佐藤美也子さん
ソムリエ。〈THE WINE〉での担当はフランスワイン全般(シャンパンとスパークリングワイン以外)だがナチュラルワインも好き。ワインだけでなく料理、その他の飲料を含めてお客様にご提案できるのが強み。
雨の音をBGM に
帰り道で買った惣菜を皿に移し、
照明を少しだけ落とす。
窓の外では、細かな雨。
急かされる予定も、返すべき連絡も、
今夜だけはあとまわしにする。
冷えた白を開けるか、赤がほどけるのを待つか。
そんな迷いさえ、悪くない。
グラスに注いだワインの香りが立ちのぼり、
部屋の空気が少しやわらぐ。
雨音を聞きながら飲む一杯には、 何かを盛り上げる役目なんていらない。
ただ、今日という一日を 静かに終えてくれればいい。
「雨音を聞きながら過ごす、静かな夜に」おすすめの2 本
雨音にほどける、やさしい果実味|リースリング
2002年、オレゴン州各地の小規模生産者たちが力を合わせて始めたワインプロジェクトから生まれたブランド。土地の個性を大切にしながら、親しみやすく洗練された味わいに仕上げています。
もぎたての果実を思わせる、みずみずしくフルーティーな香り。口に含むと、柑橘をかじったような爽やかさと、ジューシーな甘みが広がります。冷えた状態ではすっきりと、少し時間が経つと果実味がやわらかくほどけていくのも魅力。ゆっくり飲み進めるほど表情が変わり、静かな夜に寄り添ってくれる一本です。
ーソムリエ's コメントー
リースリングは香りの華やかさと酸の美しさが魅力の品種。この一本は甘みと爽やかさのバランスがよく、冷えているときはキレよく、少し温度が上がると果実味がふくらみます。一杯の中で表情が変わるので、雨音を聞きながらゆっくり飲む夜にぴったりです

ご購入はこちら〈A to Z〉エイ トゥ ゼット リースリング 2023
(アメリカ・オレゴン/白/750ml)〈税込〉3,520円
静かな時間に寄り添う、奥行きのある赤|ロッソ ディ ガエターノ
イタリア・ラツィオ州グラードリは、自然派ワインの造り手が集う土地として知られるエリア。造り手ジャン・マルコ・アントヌッツィ氏は、農薬や人工的な介入を極力排し、ぶどう本来の力を引き出すワイン造りを続けています。
ベリーを思わせる心地よい酸味に、シラーやメルロー由来の果実の厚み。ナチュラルワインらしい自由な表情がありながら、飲み疲れしないやさしいバランスが魅力です。口にするたびに少しずつ印象が変わり、時間とともに奥行きが増していくような味わい。慌ただしい日常から少し離れて、自分のペースを取り戻したい夜におすすめ です。
ーソムリエ's コメントー
抜栓直後はみずみずしく、時間とともに果実味や複雑さがゆっくりと開いていきます。急がず味わいたい夜にぴったりの一本です。カツオのカルパッチョやローストビーフのようなさっぱりした料理、ミニトマトや赤ピーマン、バルサミコ酢を使ったドレッシングなど、赤い食材や風味と合わせると味わいの方向性が自然と重なり、このワインの魅力がより引き立ちます

ご購入はこちら〈レ コステ〉ロッソ ディ ガエターノ 2022
(イタリア・ラツィオ/赤/750ml)〈税込〉 4,290円


〒150-0046
東京都渋谷区松濤1丁目5番3号 オクシブビル 1階
営業時間 11:00-19:00
THE WINE オンラインストアでご購入いただけます
この記事を書いた人

THE WINE 編集部
ワイン初心者です!THE WINEのベテランソムリエたちへのインタビューを通してワインのことを日々勉強中…。

