WINEな時間。

門出を祝う、おめでとうのワイン | WINEな時間(トキ)

門出を祝う、おめでとうのワイン | WINEな時間(トキ)

ワインは、節目の日にもそっと寄り添ってくれる存在です。

「WINEな時間(トキ)」では、暮らしの中にあるさまざまなシーンを切り取りながら、その瞬間にちょうどいいワインを、ソムリエの視点でセレクトしています。

今回のテーマは「おめでとうのワイン」。

誰かの門出を祝う夜。どんな一本を選ぼうかと考える、その時間もまた、祝福の一部
です。

グラスを交わす瞬間から、このストーリーは始まります。

2026.04.06

教えてくれた人 _ 倉地八重さん
ソムリエ。〈THE WINE〉での担当はイタリア、ドイツ、オーストリアワインとスパークリングワイン全般。お気に入りのワイナリーはオーストリアの〈ミュラーグロースマン〉。

グラスの向こうに、これからの日々

昇進の知らせが届いた日。
転職という決断。
定年退職という、長い時間の区切り。
玄関にそろえられた革靴や、
長く使った鞄。
その背中を思い浮かべながら、一本を選ぶ。
「おめでとう」と声にする。
けれど胸の奥では、
無理しすぎていないだろうか、と案じてもいる。
泡の栓が、ぱん、と鳴る。
差し出すグラスに立ちのぼる祝福。
その一杯が、新しい一歩の力になりますように。

「おめでとう」の乾杯におすすめの3 本

花ひらく祝福、ロゼのきらめき|ブラゾン ロゼ

完熟チェリーやブラックベリーの豊かなアロマに、ザクロやスパイスのニュアンスが重なります。グラスに注いだ瞬間から広がる華やかな色合いと香りは、自然と笑顔を引き出す存在。豊かでイキイキとした味わいにはボリュームがあり、長い余韻までしっかりと楽しめます。
自然と芸術を愛した創業者の精神を受け継ぎ、アネモネのモチーフに象徴される美意識も魅力のひとつ。昇進や新天地への栄転を祝う席にもふさわしい、祝福のロゼです。

倉地さん

ーソムリエ's コメントー
ロゼのシャンパーニュは、“おめでとう”の気持ちを視覚的にも伝えてくれます。
華やかさがありながら味わいはしっかりしているので、食事と合わせても満足感があります。贈りものとしても印象に残りやすく、新しい一歩を踏み出す方へのエールを込めるのにぴったりです

ご購入はこちら〈ペリエ ジュエ〉ブラゾン ロゼ
(フランス・シャンパーニュ/ロゼ・発泡/750ml)〈税込〉12,111円

時を重ねた輝き、節目にふさわしい一本|ブリュット ミレジメ 2006

ブリオッシュやハチミツ、ナッツを思わせるアロマが広がり、奥行きのあるゴージャスな味わいへと続きます。長期瓶内熟成によって生まれる複雑味と落ち着きは、このメゾンならでは。750軒を超える栽培家の情熱と、ゆったりとした時間軸で仕上げる哲学が詰まったヴィンテージ・シャンパーニュです。時間をかけて完成した味わいは、転職や独立といった大きな決断の夜にも、静かに寄り添います。

倉地さん

ーソムリエ's コメントー
熟成を重ねたシャンパーニュには、時間そのものの価値が宿ります。節目というのは、それまで積み重ねてきた努力を祝う瞬間でもありますよね。この一本は華やかさの奥に落ち着きがあり、“ここまでよく頑張ったね”というメッセージをさりげなく伝えてくれる存在だと思います

ご購入はこちら〈カステルノー〉ブリュット ミレジム 2006
(フランス・シャンパーニュ/白/750ml)〈税込〉15,950円

未来へ続く余韻、エレガントなバローロ|バローロ 2020

赤い果実の香りに、花やスパイスのニュアンスが重なり、軽やかさと奥行きをあわせ持つ味わい。調和の取れた果実味のあとに、洗練されたタンニンがしっかりと続き、バローロらしい気品で締めくくります。
家族経営で土地の個性を丁寧に映し出す造りは、伝統と挑戦の積み重ねそのもの。泡ではなく赤ワインで祝う選択もまた、新しい部署への異動や、責任ある立場に就く節目にも似合います。

倉地さん

ーソムリエ's コメントー
新しい環境に向かう方へ、“これからじっくり歩んでいってほしい”という想いを込めるなら、赤ワインも素敵な選択です。バローロは力強さと気品を兼ね備えたワイン。この一本はタンニンがしなやかで、未来へ続く余韻を感じさせてくれます。ご自身へのご褒美にもおすすめです

ご購入はこちら〈マウロ ヴェリオ〉バローロ 2020
(イタリア・ピエモンテ/赤/750ml)〈税込〉10,450円

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THE WINE by TOKYU DEPARTMENT STORE
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この記事を書いた人

THE WINE 編集部
THE WINE 編集部

ワイン初心者です!THE WINEのベテランソムリエたちへのインタビューを通してワインのことを日々勉強中…。