フードストーリー


今回紹介する商品はこちら[10/1から]
〈ラ・バーズ・ドゥ・シェ リュイ〉Garden
〈税込〉6,264円
代官山を土台とする〈ラ・バーズ・ドゥ・シェ リュイ〉
〈ラ・バーズ・ドゥ・シェ リュイ〉はどんなお店ですか?
酒井さん:代官山のパティスリー〈シェ リュイ〉の新業態として、2024年の3月にオープンしたショコラトリー&グラッスリーです。代官山に本店を構えて50年という〈シェ リュイ〉の歴史の中で培ってきた技法をベースに、カカオ豆から一貫製造するビーントゥバー製法を用いながら、素材にこだわった生菓子や焼き菓子、チョコレート、ジェラートなどを提供しています。
お店のコンセプトなども教えてください。
酒井さん:コンセプトは"土台からの発信"です。拠点とする代官山の地からカカオの魅力を発信し、自らのルーツや土台を大切にしながら、その基盤の上に無限の可能性を探求してクリエイティブなアプローチでお客様を喜ばせることを目指しています。店名の「ラ・バーズ(LA BASE)」はフランス語で「土台」や「主成分」という意味で、英語でいう「ベース」ですね。
酒井さんご自身が作り手としてこだわっていることは?
酒井さん:素材ですね。生産者のもとを訪れて、出来る限り訪れた先の素材を使うことが私自身のこだわりです。もちろんカカオ豆も実際に産地まで見に行って、自分の目で確かめたものを使っています。
花の形の飾りも可愛らしいホワイトチョコレートムース
では、今年のクリスマスケーキの紹介をお願いします。
酒井さん:はい。こちらの「Garden」です!

酒井さん:ホワイトチョコレートのムースを主としたケーキです。クリスマスといえば苺のイメージが強いのでトップには苺を飾り、白いグラサージュでコーティングをして、花の形のホワイトチョコレート飾りで可愛らしく仕上げました。ちなみに苺は埼玉県産の品種「あまりん」を使っています。
パッと見たときはショートケーキかな?と思いました。
酒井さん:ショコラトリーではありますがそこに縛られすぎずに、チョコレートケーキは黒いものだけではない、ということを発信したくて。「Garden」という名前のとおり、花の形のホワイトチョコレートを飾って“庭っぽさ”を演出し、カドのない丸い花で可愛らしさを強調しました。花の形の飾りとケーキ自体の表面の質感を変えることで、立体的に見えるような構成にしています。

開発の過程で苦労したポイントは?
酒井さん:中にも苺を入れて焼き込んでいるんですが、生地だけが焼けたり、苺が焦げたりして、生地と苺が両方きれいに焼ける温度帯を見つけるのに苦労しましたね。苺の厚みを微妙に変えるなどの調整を繰り返しました。
彩り豊かな7層構造。大人も子供も楽しめる味わいに
全体の構成はどうなっているのでしょうか。
酒井さん:表面はホワイトチョコレートムースです。中身は下から、土台となるタルト生地、アーモンドクリーム、苺スライス、カスタードクリーム、ホワイトチョコレートムース、ピスタチオクリーム、そして苺のジュレという7層構造になっています。

酒井さん:はじめは苺の1層だけにしようと思っていたんですが、断面が単調になりすぎるなと思って。クリスマスのカラーで見た目も可愛くなるし、自分の中にある“クリスマスっぽさ”を具現化しました。
上にのっているクリームは、表面のムースとは少し違うように見えますが。
酒井さん:表面と周囲に絞ってあるのは、「ガナッシュモンテ」というホワイトチョコレートにバニラをたっぷり入れたクリームです。バニラビーンズの粒々が見えるので、見た目の変化を加える意味でもこちらを。味わいもムースより少し重たくしています。
7層構造で複雑そうですが、全体はどんな味わいなんですか?
酒井さん:ピスタチオのコク、苺の酸味やフレッシュ感、そしてホワイトチョレートの優しい甘さ。7層がバランスよくまとまって、冬に食べたらホッとするような味わいですね。クリスマスに軽すぎるケーキを食べても、なんだか味気ない…という思いがあったので、ある程度の重さは出しつつ、タルトで軽やかさを演出する構成です。

大人にも子供にも喜ばれそうですね!
酒井さん:甘さは控えめで、タルトのサクサクとした食感も加わり、年齢に関係なくお楽しみいただけるかと。クリスマスという特別感もしっかりありながら、味わいとしては親しみやすいものになっていますので、ぜひこの機会にご堪能いただければと思います!
今回紹介した商品はこちら[10/1から]
〈ラ・バーズ・ドゥ・シェ リュイ〉Garden
〈税込〉6,264円








答えてくれたのはこの人
酒井將駄さん