クロレオ
フランス/ボルドー

日本人醸造家が挑む、ボルドーの小さな奇跡
シャトー・ヴァランドローのテュヌヴァン社で働いていた篠原麗雄氏は、2002年に0.82ヘクタールの畑を購入し、ガレージワインの生産を開始しました。篠原氏は全ての作業を完璧に行うことを目標に、通常の生産者よりも多くの作業をこなしながらも、生産量は他のシャトーに比べて2、3割程度としています。彼は化学肥料や除草剤を使用せず、堆肥を用いたり、別の方法で除草を行い、畑のコンディションを自ら管理しています。さらに、ヴァランドローのテュヌヴァン氏やオーゾンヌのヴォーチエ氏からのアドバイスも受けながら作業しており、特にファーストヴィンテージ時には収穫時期の決定にも協力を仰ぎました。また、醸造所ではTCAなどの汚染を防ぐために問題物質のある材料を避け、自然素材を使用しています。
自然栽培と古典醸造が生む、調和と深みを追求するボルドーワイン造り
葡萄栽培においては、除草剤や化学肥料を使わず、自然な環境で育成することを重視してグリーンハーベストを行い、収穫量を制限しています。雨が多いボルドーの収穫時期には、カビの発生を防ぐために葉を摘み取って風通しを良くする作業も行っています。手収穫では他の房から選別し問題のある粒を事前に取り除きます。 醸造では新しい技術を用いず、毎年の土壌に適合する方法で試行錯誤し、古典的な手法で熟成を経て深みのある味わいを目指します。フランス製の樽で16か月から19か月間熟成し、2007年からブルゴーニュ樽を導入し樽からのタンニンや香りとの調和を図り、力強く繊細なワインを理想としています。樽熟成も新樽率を60%から30%に下げ、複雑な香りを目指しています。

クロ・レオと同源テロワールから生まれる、プティ・レオの魅力と2021年の個性
P.L バラードは、Clos Leoの隣に位置する醸造所で、オーナーのバラード氏はボルドー大学で学びエノログの国家資格を所有しています。彼の醸造所P.L バラードには、クロ・レオと同じテロワールの粘土石灰質土壌や砂利、砂質土壌の葡萄畑がカスティヨンに40ヘクタールあり、平均樹齢は約30~35年です。このようにして造られるワインがプティ・レオです。
2021年の冷涼感は乾いた程よいタンニンと口の中でのほぐれの良さに繋がり
『らしさ』が今から楽しめる仕上がりとなっております。
