フードストーリー

今回紹介する商品はこちら[東急百貨店ネットショッピング お中元2026]
〈桂新堂〉夏のえび物語
〈税込〉5,400円
※こちらの商品は「東急百貨店ネットショッピング」お中元の商品です。
今年で創業160周年!贈答用えびせんべいの定番〈桂新堂〉

おなじみではありますが、改めて〈桂新堂〉の紹介からお願いします。
祢津さん:〈桂新堂〉の歴史は、幕末で日本が揺れた1866年(慶応2年)までさかのぼります。初代 光田慶助が伊勢湾に面する愛知県知多半島の大野(現在の常滑市)で豊富に獲れるえびに着目し、えびせんべいづくりを始めました。今年で創業160周年を迎えますが、創業当時からの創意工夫の精神をいまも受け継ぎ、最高の素材と技を追求しながら、日本の季節・歴史・文化・歳時記をお菓子に取り込んでいます。

えびせんべいというと、愛知、名古屋というイメージがすっかり浸透していますよね。
祢津さん:全国のえびせんべいの内の90%が愛知県で作られているんです。その中でも弊社は「姿焼き」や歳時記に合わせた季節の絵柄入りなど、贈答用えびせんべいのブランドとして歴史を築いてきました。
一番人気の「炙り焼き」。定番品でも、毎年改良を繰り返す理由とは?
〈桂新堂〉における一番人気の商品というと?
祢津さん:「赤えび炙り焼き」です!「炙り焼き」は桂新堂の定番商品で、濃厚なえびの旨みをぎゅっと凝縮した人気のえびせんべいですが、甘えびやぼたんえび、芝えびなど9種類ある中から一番人気を決める「炙り焼き総選挙」を昨年開催し、特に濃厚な旨みと香りが特徴である「赤えび炙り焼き」が堂々の1位に輝きました。

味わいや製法などは発売当初から変わらないんですか?
祢津さん:えびのミンチで作ったせんべいを乾燥させ、2度焼きするといった工程や製法は変わりませんが、1986年に誕生して以降、幾度となく改良と進化を重ねてきました。特に2021年からは毎年改良を行うほど、おいしさを追及し続けています。
少し意外です。定番の人気商品の味を変えることにはリスクもあるのでは?
祢津さん:そうですね、定番商品の味を変えるというのはなかなか勇気のいることで、大きな変革になりますが、きっかけとなったのはコロナ禍でした。百貨店なども休業し、お客様も自粛生活を強いられ、我々の営業もままならない中、〈桂新堂〉が成長するために何をしていくべきかと考えたとき、その期間を単純な休みにするのではなく、さらにおいしくするための改良期間に充てたんです。
なるほど。実際に味はかなり大きく変わったんですか?
祢津さん:2021年の改良時には、ガラッと大きく変わりました。えびの濃厚な風味をより感じていただけるようになりましたし、元々ご年輩のお客様からは堅すぎるという声をいただいていましたので、食感も軽いものに変えました。
そんな変化や改良が2021年からは毎年行われていると。
祢津さん:はい。中でも2025年6月に実施した改良では、弊社の長年の経験と技術力、そして数々の挑戦を礎に、味・香り・食感、すべてにおいて更なる高みを目指した「赤えび炙り焼き」が誕生しました。改良の鍵となったのは「開封した瞬間から鼻孔をくすぐる、えびの濃厚な香り」。えび特有の雑味を抑える製法で実現した、焼きたてのえびの塩焼きのような香りと豊かな旨みで“食べ終えた後も余韻が心に残る”、そんな味わう楽しみを追及しました。

夏仕様のえびせんべい詰め合わせ。「えびせんべいを贈る」意味も大切に
では、お中元のおすすめ商品を教えてください。
祢津さん:花火を描いた夏用の包装紙でお包みした、こちらの「夏のえび物語」です。


祢津さん:先ほどご紹介した「赤えび炙り焼き」、3種類の「姿焼き」、夏の風物詩を描いたえびせんべい「花火」と「向日葵」が入った詰め合わせです。

「姿焼き」は見た目も楽しく豪華ですね。
祢津さん:えびを姿そのまま焼き上げた弊社の代表商品で、職人の熟練の技が光る芸術品です。パリッとした小気味良い食感と、えび本来の旨み・甘みを存分にお愉しみいただけます。あられをまとわせた“お菓子感”も魅力ですね。
どういう工程で作られるんですか?
祢津さん:活きたまま工場に届けられた国産の車えび、北海道産のぼたんえび・甘えびを、まずは一尾ずつ丁寧に半分にスライスし、みそと背わたを取り除きます。そして、姿形を崩さないように一尾一尾鉄板に並べ、その日の気温や湿度、えびの状態に合わせて、温度や時間を微調整しながら焼き上げます。これらはすべて職人の手作業。えびは熱が加わるとすぐに丸く曲がってしまうので、手際よくまっすぐ並べて焼き付けるのは、まさに職人技ですね。

おすすめのペアリングや、こう食べると意外とおいしい、といったアドバイスなどもあれば教えてください。
祢津さん:私はお酒が好きなので、もっぱらビールのお供ですが(笑)、季節の絵柄入りは素朴な味わいなので、ブラックコーヒーとも合いますね。アレンジレシピもいろいろあって、例えば「赤えび炙り焼き」なら、チーズをのせてレンジやオーブンで温めるのがおすすめです。3度目の熱を加えることで、さらに香ばしくなりますよ。あとは、砕いてサラダのトッピングにしたり。
楽しみ方はいろいろありそうですね!
祢津さん:食べ方の提案もそのひとつかもしれませんが、弊社はえびせんべい屋として“えび愛”がとても強いので、贈答品として「どうしてえびせんべいを選ぶのか」という意味を、もっと浸透させていきたいと思っていて。
えびせんべいを選ぶ意味とは?
祢津さん:「姿焼き」は豪華な尾頭付きで赤みも美しく、ピンとした背すじには長寿や健康のイメージもあるので、おめでたいシーンでお使いいただくことも多いのですが、そもそもえびは、腰が曲がった姿や長いヒゲで長寿の象徴とされたり、飛び跳ねる姿が運気上昇に重ねられたり、赤い色は魔除けの色だったりと、プラスの意味合いもたくさんあります。
たしかに、えびは縁起物の定番です。
祢津さん:和菓子も洋菓子もいろいろな商品がある中で、えびせんべいはとてもニッチなお菓子かもしれませんが…実はギフトにぴったりの要素がたくさんあるので、改めてそれを伝えていくことで“えびせんべいを贈る意味”を広めていけたらと思っています。そして、お祝いごとのそばにいつも桂新堂のえびせんべいが寄り添っている、という光景が当たり前になればうれしいですね。

今回のお中元商品も、その後押しになりそうですね。
祢津さん:おかげさまで〈桂新堂〉は今年で創業160周年を迎えます。長年にわたって創意工夫の精神を受け継ぎ、最高の素材と技を追及してきたこだわりの結晶である“唯一無二の桂新堂のえびせんべい”を、心ゆくまでお愉しみいただければ幸いです。
今回紹介した商品はこちら[東急百貨店ネットショッピング お中元2026]
〈桂新堂〉夏のえび物語
〈税込〉5,400円
※こちらの商品は「東急百貨店ネットショッピング」お中元の商品です。
《桂新堂》の飽くなき商品開発への情熱と、えび愛エピソードはFOOD'S STORY PLUSで!







答えてくれたのはこの人
祢津麻美恵さん